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Missデビル 1話 あらすじ&感想 [ドラマ]

菜々緒さん主演のMissデビルが始まりました!
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悪魔のような所業で人事関連に切り込んでいく菜々緒さんに、振り回される共亜火災保険の社員たちを描く人間模様は、面白くもあり、恐ろしくもある。リストラがタブーとされている日本ではかなり攻めた内容になっていますので、今後あらすじと感想を記載しながら追いかけていきたいと思います!

【登場スタッフ相関図】
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【あらすじ】
4月から保険大手の共亜火災保険社に入社する事になった斉藤博史は期待に胸を高鳴らせていた。田舎出身の普通大学出身で、自分でも良く入社できたものだと幸運に感じる中、新しい会社での生活が楽しみで仕方なかった。

研修に入り、決意を新たに入り口で立ち止まる斉藤。
そんな斉藤に対し、いきなりぶつかってきて挑発的な言葉をかけてくる日下部。彼は財務局長の息子の御曹司らしい。学歴も家柄も圧倒的に高いステータスを持つ日下部は自信満々という感じの一方で、人を見下すような性格の悪さも垣間見える。

同じく、人事部長の伊藤千紘も話しかけてくれた。
「入社おめでとう。期待してるから、頑張ってね!」

暖かい言葉にやる気がかき立てられる。この会社で活躍出来る人材になるぞと改めて決意を新たにする。


しかし、研修はそんな決意を揺らがせるような内容だった。

研修を仕切る事になった外部人材コンサルタントの椿眞子という女性は、いきなり全員が凍りつくセリフを口にした。

「はじめに皆さんに一番大事な事を教えます。退職願の書き方です。皆さんには、会社を辞める権利があります。この研修の中でついていけないと思ったり、辛いと思ったら、自分の意思で、自由に退職届を提出してください。私は社長からこの研修を一任されています。この研修が終わる頃には、ここにいる50人から10人に絞らせていただきます。」

研修室がざわつく。せっかく入った会社なのに、いきなり40人に退職してもらうというのだから無理もない。不安に思う斉藤。不遜な表情で、絶対の自信を見せる日下部。表情を変えない椿。研修のオブザーバーなのに椿には何も逆らえない沖津。様々な感情が交錯していた。

いざ始まった研修の内容はハードそのもの。

山道のランニング、荷物を抱えての障害物競走、雨天の中、穴を掘りそれを埋める肉体労働。グループメンバーの欠点指摘etc。研修中は肉体的にも精神的にもひたすら疲れさせる作業をさせられて、その内容も理不尽そのもの。社会人として何を学んでいるのか、疑問が尽きない。研修中はスマホや電話も禁止、ルールを守れなかったら減点。基本的に減点方式で、研修生たちは椿の減点対象にならないようにミスに怯える。そんな雰囲気なので、周りに対しても疑心暗鬼。こそこそ隠れてルール違反をしても、誰かが椿に報告するかもしれない。そのような空気が満ちていて、同期を信頼することも難しくなっていった。

そして、事件は起きた。研修が始まって初めて迎える週末が空けて、斉藤が研修室に入った時、そこには50人いたはずの研修生のうち11人しかいなかった。実に40人近くの同期が退職届を研修室に残し、退職してしまったのだった。

その光景に唖然とする斉藤。なぜ、このような事態が起きた?大手に入って、今後同期と一緒に社会に意義のある仕事をしていきたいと思っていたのに、いきなりほとんどの同期が消えた。全ては外部から来た人事コンサルタントの椿が悪いのではないか。今まで椿に感じていた恐怖の感情に、怒りの感情も込み上げてくる。

そして、その光景を目にした南雲の体調が急変。口を抑えてトイレに行くといって研修室から出ていってしまった。

南雲は心優しいが行動が鈍い一面があり、同じグループメンバーの日下部から鈍臭い、いなくなれと酷い言葉をかけられていた。研修中も、代わりに日下部のレポートを書かせたり、日下部が斉藤を気に入らないからという理由で、靴を引き裂かせたり、土をかけたり、陰湿な嫌がらせを南雲を通してさせていた。

同期からのそのような嫌がらせが続き、ただでさえ精神的に追い詰められていた南雲。そこに今回の同期大量退職が重なり、南雲は研修センター建物の屋上から飛び降りてしまう。

木がクッションとなり一命を取り止めた南雲だったが、研修室の雰囲気は最悪。今回の事件がきっかけとなり、これ以上の研修続行は中止となることに。しかし、最後に投票により現在の11人から各々が不要と思う1人を選出し、その1人に退職してもらう事を提案する椿。すかさず日下部が賛同して、退職投票が行われた。ルールはいたって単純。5人以上から投票された人物がいれば即退職、誰も5票に満たなかった場合は椿が退職する人を決める。誰も不要と思う人がいなかった場合は棄権を意味する『×』での回答も可能。

南雲と同じグループだった日下部のグループは4人で意見を一致させて今病院で療養中の南雲に投票。南雲には4票が集まり、斉藤以外の5人は棄権。そして、最後に斉藤の票が開封されると、そこには新入社員の名前ではなく、椿眞子の名前が…。

「あなたがいなければ、こんな研修にはならなかったんだ!いなくなってほしい人物は、あなただ!」

意気込む斉藤に冷たい視線を送り、椿眞子が口を開く。5票集まった人物がいなかったので、椿が退職する人を選ぶ。椿に票を入れた斉藤が選ばれるだろう、とみんなが思う中、椿が指名した人物は日下部だった。

「皆さんのスマホに、メールが届いていると思いますので、確認してみてください。」

メールを開けると、そこには日下部が南雲をいじめる現場が撮影されていた。暴力は解雇に相当すると主張していた日下部に対しての見事なしっぺ返し。「これもパパの力で消すのかしら?」挑発する椿に対して、日下部がペンを持って刺しにかかる。それを椿は上段蹴り一閃で日下部を倒し、高いヒールを突きつけて、

「あなたには、退職する権利があります。退職しますか?」

何も言えず、日下部は退職を宣言。こうして、新入社員50人が椿の最初の宣言通り10人に絞られて研修は終了した。

なぜ、椿は新入社員を退職させる必要があったのか。そこには共亜火災保険の切迫した財政事情が隠されていた。表向きに報告されている財政状況よりも、当社が抱える財務は悪化している。共亜火災保険の昨今の営業利益と財政状況を分析した結果、この会社が新たに採用できる新卒の適正人数は10人だった。50人は採りすぎだったので、この研修で10人に絞る必要があったのだった。

人事部長の伊藤は納得ができなかったので、社長にも直談判。
「共亜火災保険は家族のような温かさがありました。私もその社風が好きで、ここまで貢献してきました。」

社長はすかさず指摘する。
「その社風が失敗だったから今の共亜火災保険があるんだ!今、この会社は変わらなければいけないんだ!」


研修が終わり、配属先が発表された。斉藤の配属先は新設部署の人材開発ラボ。挨拶に行くと、そこには研修のオブザーバーだった沖津。沖津の他に、国本、花村、田部への挨拶を済ませ、最後に室長室に入り室長に挨拶。しかし、そこで斉藤の目に飛び込んできたのはあの人事コンサルタントの椿眞子だった…。

「あなたには、これから共亜火災保険の社員のリストラを手伝っていただきます。多くの社員の人生をあなたが変えるのよ。楽しみね。」

美しく、悪魔のような椿眞子と、新入社員の斉藤の人材開発ラボでの仕事が開始される。

【感想】
この春、多くの新卒が社会人の仲間入りをしていますね。まだ研修中の人もいれば、もう現場に配属されて活躍している人もいるかもしれません。時事ネタとしては良いドラマですね!
最近は大手も平気でリストラする時代です。安定を目指して大手に入った人も多いと思いますが、その会社の状況は外からみている姿と中から見る姿が異なるという声は多くの人から聞こえてきます。新しく社会人になった人の中にも、理想と現実のギャップに苦しむ人も出てくるかもしれません。今後、斉藤も共亜火災保険の中で、厳しい現実と向き合いながら社会人として成長して行くことでしょう。どのようなストーリーになるか、今後の展開から目が離せませんね!

また、ドラマのスタートは椿眞子の幼少期(?)に満月の夜全焼している家を眺めているシーンからスタートしていました。このシーンが椿眞子の人生、考え方にどのような影響を及ぼしたのか、後にどのように回収されるのか楽しみですね。
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